川崎医療短期大学 創立50周年記念誌
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7 川崎医療短期大学創立50周年、おめでとうございます。私が幼児期に遊んでいた松島の丘に川崎医科大学ができ、その後、医療短期大学になり、小学生・中学生時代には学園祭へ遊びに行くのが恒例でした。松島地区のソフトボールチームに属していた私にとって、現在のこのはな寮と駐車場のある場所は広いグラウンドだったのでよい練習の場でした。また中学生時代には、学園祭のイベントでチャゲ&飛鳥のライブが医療短期大学体育館であり、見に行ったことも思い出されます。そして学生時代、栄養科1期生で男子1人だった私は、放射線技術科や臨床検査科の先輩や同級生、後輩の皆さんに仲良くしていただき、バイクでツーリングに行って名物料理をごちそうしてもらったり、泊めていただいたりもしました。また、特に思い出深いのは学園祭です。実行委員長をさせていただいた私は、後輩の男子からは「大さん」、女子からは「大先輩」と呼ばれ、みんなで楽しく盛り上がった経験は、その後の私の人生の宝物になっています。還暦を目の前にしている今でも、後輩から「大さん」、「大先輩」と呼ばれることを耳に心地よく感じています。私ですらこれだけ思い出されるのですから、同窓生の方々もそれぞれの思い出や現在にも続く関係性をたくさんお持ちのことと思います。 医療短期大学は、その時代の医療ニーズに応えて各学科の開設と川崎医療福祉大学への改組移行を繰り返してきました。そして2021(令和3)年4月には、医療福祉大学同窓会と松丘会(医療短期大学同窓会)は合同同窓会として此花会を設立しました。今後は、各学科支部でOG・OBと医療福祉大学の先生方、学生さんも一緒に学園祭やオープンキャンパス、定期的な研修会などのタイミングに合わせてのホームカミングデーを開催したいと、活動形態を模索しています。2023(令和5)年9月1日には川崎医科大学高齢者医療センターも開院して、川崎医科大学総合医療センターと医療短期大学の建物がそろい、岡山キャンパスが完成しました。超急性期医療の提供から回復期病棟、地域包括ケア病棟、在宅療養支援と各フィールドで多職種がシームレスに連携し、医療及び介護のサービスを提供できる新たな地域包括ケア岡山モデルが展開されます。今後の医療短期大学のご発展と同窓生のご活躍をお祈り申し上げます。松丘会(川崎医療短期大学同窓会) 会長森光 大新たな出発 ―継続は力なり―

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