川崎医療短期大学 創立50周年記念誌
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8 川崎医療短期大学がこのたび50周年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。協助会は在学生の父母またはこれにかわる保証人、協助会の趣旨に賛同する方を会員として、大学の教育及び福利厚生活動を援け、教育活動の円滑な推進に協力することを目的に組織されています。事業として学生の研修、福利厚生、学生生活、進路指導などへの助成に取り組んでいます。医療短期大学は、川崎医科大学附属病院をはじめとする三つの大きな病院、そして川崎医科大学をはじめとする大学、専門学校、高等学校、こども園などの医療・教育機関が一つになった医療福祉に関わる総合的なグループの一員として早い時期から医療福祉人材を育成する教育機関として歴史を刻んでこられました。協助会の運営に関わる中で、医療短期大学は、学園内の病院との連携による高度な知識や技術の習得、多職種の連携によるチーム医療・福祉などの体験において他の追随を許さない学問の探究ができる環境を持つ教育機関であると感じています。 我が子の話になりますが、娘は高校入学後の早いうちから将来は看護師になるという目標を持っていました。我が家の身近に医療人がいない中で進学希望先を真っ先に医療短期大学に決めたのは、先にも述べましたように川崎学園の長い歴史と学園内の大きい病院で実習を行わせていただき知識習得ができるという点でした。毎年の高い就職率や国家試験の合格率により「医療短期大学なら」という安心感が私たちにもございました。2年次からはキャンパスが倉敷市松島から岡山市内に移りました。残念ながら松島のキャンパスにはコロナ禍の影響もあり訪問することが叶いませんでしたが、岡山キャンパスは、市内の中心部にありながら豊かな緑に囲まれた驚くほど静かな環境や充実した素晴らしい学内の実習設備を備え、訪問するたびにこれらは他に自慢できるものであると感じています。実際に隣接している川崎医科大学総合医療センターや2023(令和5)年開院の同高齢者医療センターを目の当たりにすると、岡山キャンパスの魅力は倍増します。 保護者として、子どもがこの伝統のある医療短期大学で学び、きめ細やかなご指導によって希望の進路に「就職が決まった」ことを大変うれしく思っています。ご指導いただいた先生方に深く感謝申し上げます。また、協助会会長として、学長をはじめ教職員の皆様と情報共有をしながら学生支援の一助を担えたことは、私自身の貴重な体験となりました。誠にありがとうございました。 結びに、医療短期大学と川崎学園の更なるご発展を心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。川崎医療短期大学 協助会 会長宮崎 由佳創立50周年によせて

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