川崎医療短期大学 創立50周年記念誌
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Department of Nursing戴帽・授章式(旧校舎にて):2006(平成18)年継灯式(岡山キャンパスにて): 2023(令和5)年252012(平成24)年まで 創立50周年を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。 1973(昭和48)年の創設時より存続する学科は看護学科のみとなりました。開学から50年を迎え、昭和・平成・令和へと受け継がれながら、第二看護科も含め5,000人以上もの卒業生を輩出してきた本学科の歴史と伝統の重みを感じます。2003(平成15)年に30周年を祝ってから早20年が経過しましたが、この間も看護学科は幾多の変遷を経て今日に至っています。 2005(平成17)年、准看護師免許取得者を対象にした第二看護科の学生募集停止を機に、第一看護科は男女共学になり、2006(平成18)年の第二看護科閉科に伴い定員を80人から120人に増員、2007(平成19)年には「看護科」に改称しました。また、ナースキャップ廃止に伴い、それまで「戴帽・授章式」と名付けていた式典名を、2013(平成25)年に「継灯式」と改め今も毎年開催しています。そして、本学科の歴史の中でも特に大きな変化は、50期生入学の2022(令和4)年より岡山キャンパスに学び舎を移し、看護学科として新たな歩みを始めたことです。防音効果に優れた教室、広く明るい実習室、学習形態に合わせてグループでも活用できる自修室など、教育環境が整備された中で、学生は勉学に励むことができています。 2022(令和4)年は折しも第5次カリキュラム改正による看護基礎教育がスタートした年でもあります。超高齢社会において病院から地域・在宅へと看護の場が拡大するだけでなく、多様化・複雑化する患者の状態に適切に対応できる、より質の高い看護の提供が求められるようになりました。隣接する川崎医科大学総合医療センター、同高齢者医療センターをはじめ川崎学園ネットワークの充実した指導体制のもとで、伝統と実績を継承しつつ、人に寄り添える人間性と、地域包括ケアの時代に求められる看護実践力を備えた看護専門職育成を目指していきたいと思います。2013(平成25)年から看護学科学科長岡田 みどり看護学科創設50年、変わらぬ思いで看護教育をつなぐ看護学科

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