川崎医療短期大学 創立50周年記念誌
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当 時:臨床工学科 講師Department of Medical Engineeringワッペン授章式:2007(平成19)年49 創立50周年、誠におめでとうございます。 私がまだ大学院生の頃、当時の指導教官から川崎医療短期大学の電気工学実験の非常勤講師に行かないかと言われ、「医療系短大で電気工学をですか」と問い返したことを思い出します。当時、私の中では医学と工学の懸け橋となる分野の存在が理解できておらず、調べて初めて現代医学における医用工学や生体医工学の重要性と、医療機器の操作・保守点検管理を専門的に行う臨床工学技士の存在を知りました。非常勤講師を務めながら医療機器について興味を深め、ご縁ありまして医療短期大学創立30周年にあたる2004(平成16)年に臨床工学科の常勤教員として着任し、それ以来臨床工学技士を目指す学生たちの指導に従事してきました。 着任当時、臨床工学科主任である小笠原康夫先生(川崎医療福祉大学医療技術学部臨床工学科名誉教授)から、「臨床工学技士は病院内で専門的な工学知識を持った唯一の医療従事者になる。その専門性に自信が持てる臨床工学技士になれるよう、工学的知識を存分に教えてほしい」と言われ、その後は、工学に対する苦手意識を払しょくして、本質を捉えた理解ができる教育を目指しました。今でもその教育方針を忘れることなく指導にあたっています。 医療短期大学臨床工学科は、2007(平成19)年に医療福祉大学医療技術学部臨床工学科へ改組移行となり、今年度ではや17年目になります。医療福祉大学では、学内実習や臨床実習の充実、基礎知識を定着させるためのリメディアル教育など、より実践的で即戦力となる臨床工学技士を養成する教育方針を取り入れながらも、医療短期大学時代から続く、他人を思いやれる臨床工学技士の養成を貫いています。これからもよりよき医療福祉人の養成を目指して邁進してまいります。実習代表者による宣誓と実習者の証であるワッペン授章の様子です。医療福祉大学にも受け継がれています。臨床実習開始式川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床工学科 教授茅野 功 ご挨拶臨床工学科

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