2023年
川崎医療短期大学は
2023年に
創立50年を迎えました
川崎医療短期大学
学長 秋山 祐治
1973(昭和48)年4月に倉敷市松島に開学した川崎医療短期大学は、2023(令和5)年に創立50周年を迎えました。これまでの歴史を紡いできた関係者の皆様のご努力と地域の皆様のお力添えに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
現在、本学ではこれまでの特徴の一つである伝統的な担任制による教学や就職・進学の支援、いわゆる「面倒見の良い教育」に加えて、学生の多様化や教育方法の変容に併せた学生支援組織の設置やe-ポートフォリオの導入、e-ラーニングによる授業支援など、時代に即した教育に取り組んでいます。2学科体制となったことに加えて、2022(令和4)年に岡山市中山下に開設した新校舎の機能的で充実した施設・設備の効果などにより、これまで以上に教職員の相互理解が深まり、学生本位の教育が実践できるようになりました。
医療福祉の現場は、技術の進展やAIの発展、働き方改革などにより大きな変革の時期を迎えています。世界を震撼させた新型コロナウイルス感染症の拡大がもたらした医療福祉への影響も忘れることはできません。このような時代の医療福祉を担うために、50周年を迎えるにあたって「教職員が一丸となり、面倒見の良い心温かい教育を継続しながら、進取果敢な精神で一歩先の社会の要請に応えられる専門職を育成する」という決意を新たにしております。最後になりましたが、50年の伝統を作り上げた卒業生と現役学生、ご指導やご支援をいただいた教職員並びに関係者の皆様に厚く感謝を申し上げ、学長挨拶とさせていただきます。
「川崎医療短期大学創立50周年記念誌」を発行しました。創立30周年記念誌以降の20年間を中心に編集した内容となります。「学科創設時の思い出」等のページを通して、倉敷市松島の旧校舎の時代を振り返るとともに、岡山市の新校舎に「かわらぬ思い」が引き継がれていることをしっかりと認識できる一冊に仕上がっています。
50周年記念誌 電子ブック 2024(令和6)年2月24日(土)、本学大講義室で創立50周年記念式典を挙行しました。
川﨑 誠治理事長をはじめとする学園関係者、卒業生、元教職員など約70名の皆様をお招きし、また在学生代表も出席し、記念すべき式典となりました。
秋山 祐治学長から、「新たな時代の医療福祉を担うため、50周年を迎えるにあたり、教職員が一丸となり面倒見の良い心温かい教育を継続しながら、進取果敢な精神で一歩先の社会の要請に応えられる専門職を育成していく」との式辞がありました。
椿原 彰夫前学長から「短期間で技術と知識を身に付けさせる教育は、効果的に有能な医療福祉人を輩出している。」「今後も医療短期大学と川崎学園の教員並びに職員が共に手を携え、真に学生のためになる教育を推進することを願っている。」との祝辞がありました。
創立50周年の記念として、川崎医療短期大学同窓会「松丘会」より、「こもれびの校庭」の名称看板が寄贈されました。
本学50年の歩みをスライドで紹介し、これまでの歴史を積み上げてこられた皆様に感謝の思いを届けました。
「地域を支える医療福祉」をテーマにした記念シンポジウムを行いました。栄養科、医療保育科、医療介護福祉科、第一看護科の卒業生であるシンポジストの発表ではそれぞれの分野で活躍しておられる様子が伺え、本学が50年にわたって優れた医療福祉人を輩出し社会に貢献してきたことを、出席者一同実感することができました。
式典後には懇親会が開催され、元教職員の思い出話でこれまでを懐かしみながら、和やかな時間を共有しました。校舎は松島から中山下へと移転しましたが、「医療短大スピリット」は変わることなく受け継がれていることを再確認し、この先も一丸となって医療福祉人の育成に邁進していくことを誓って終宴となりました。
Special Edition
創立50周年を記念した本学のオリジナルグッズとして、「防災緊急7点セット」を制作しました。式典の出席者には記念品として贈呈するとともに在学生にも配布しました。災害時にこのセットを持って避難すると役立ちます。
防災アイテムなどをコンパクトにまとめるのに便利です。ウォーターボトルとしても使用できます。
暗闇で自分の存在を知らせたり、夜間に捜索するのに役立ちます。
水に浸すとタオルとして使用できます。
災害時に居場所を知らせるために使用します。
ほこりなどが気になるときに役立ちます。
持ち手がついているので持ち運びしやすく、収納時には折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことができます。断水などの災害時に役立ちます。
必要な情報を書き込んでおくと非常時などに役立ちます。