カリキュラム
超高齢社会では、医療と介護の連携は必須であり、「医療に強い介護福祉士」が求められています。川崎学園ネットワークの豊富なスタッフと充実した教育環境を活用して、これまでの2年制の介護福祉士教育を深化させ、3年制にすることで医療の知識と実践力を身につけた介護福祉士を目指すことができます。
1 年次 学びのポイント
介護と福祉についての基礎を身につける
人を支援するということに関しての基本的な考え方や、基礎的な介護技術、さらに介護福祉士に必要な社会福祉の知識を学びます。これらを学ぶことによりエビデンスを基本とする介護を計画的に実践・評価する実践能力が身に付けられ、より倫理観に裏打ちされた責任ある介護福祉士になることができます。
2 年次 学びのポイント
個別性に応じた実践能力を身につける
介護福祉サービス利用者の身体の状況や、その人の思い、生活史などに即した個別性のある支援が提供できるように知識を広げます。また、福祉施設での実践による学びと学内の講義での学びとが有機的に繋がるよう実習指導も充実しています。
3 年次 学びのポイント
病院実習でチーム医療の一員としての役割を学ぶ
川崎医科大学附属病院、川崎医科大学総合医療センター等の病院で活躍している介護福祉士から実習指導を受けます。病院で働く介護福祉士から指導を受け、チーム医療の一員として退院後の生活を意識した療養生活の介護を体験します。
講 義 紹 介
- 医療介護福祉学科ならではの、こんな授業 -
「医療的ケアに関する講義・実習」
平成24年4月から、たんの吸引など一部の医行為を、介護福祉士や一定の教育を受けた介護職員が担うことになりました。医療的ケアとは、生活をしていくうえでよりよく生きるための医行為のことを指します。今後は、医療と介護の役割の分担と連携が一層進むことが望まれています。
医療的ケアの基礎と演習では、医療的ケアを安全・適切に実施するために必要な知識や技術を修得します。具体的には医療的ケアを行うにあたって個人の尊厳や自立の視点を押さえつつ、感染予防はもちろん、リスクマネジメントや医療職と介護職の連携の重要性についても学びます。そのうえでモデル人形を使った演習を繰り返し行うことで、一人で安全に適切に実施できることを目標にしています。
「生活支援(食生活)Ⅰ・Ⅱ」(2年次)
在宅介護の充実が望まれる中、食生活の支援は非常に重要です。本学では、生活支援(食生活)の実習時間を長く設けています。その中では、調理の手法や食材の調理法等を基礎から学び、栄養のバランスが整った、衛生的でおいしい食事をつくることができるように指導しています。また、高齢者や障がい者の健康状態や咀嚼・嚥下能力に応じた食事提供もできるような授業を行っています。
<2025年度 入学生>
区分 | 科目名 | |
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基礎分野 |
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専門基礎分野 |
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専門分野 |
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医療系分野 |
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